『耳をすませば』

2000年11月10日
昼起きて編み物をした。
それから翌日の朝の9時ごろまで
ずっと編んでいた。

一つ完成して二本目のマフラーが軌道に
乗ったところで力尽きて寝た。

編み物をしながら
『耳をすませば』を見た。

めっちゃ感動した。
雫ちゃんが初めて小説に書くことの
挑戦して出来あがって
おじいさんに見せて泣いちゃうトコ

「こわい」って気持ち
今のワタシなら良く理解できる。
この映画を映画館でみたときは
知らなかった。

成長するときは「こわい」っていう
気持があるってこと

雫ちゃんと友達が2人で
カントリーロードの歌詞を
歌うところで
故郷から遠く離れた街で
頑張って辛くても泣かないで
強い自分を守っていた・・・っていうところが
いいね、っていうセリフがある。

ここもすごくよくわかる。
私が死ぬほど頑張ったって思ったときは
1回、あと「こわい」って思ったのは
旅行のとき。

1回ってどうなのだろ?
でも、それ以外は弱音をはける余裕があったとか
一人ぼっちじゃなかったとか
与えられたシレンだったとかだから
その対象じゃない。

「一人」っていうのが結構重要。
一人よがりじゃないよ。周りと溶け合えない感情、
理解されない思い。そういうのは絶対あるはずで
結局それは自分でどうにかするしかないんだよね。
 
それに自分から向かっていったことっていうのが
重要かな。

一回っていうのは演劇の制作をしたことなんだけど
私、個人的にとても辛かった時期で
マジでしんどかった。なぜやっちゃったか?
バカなのかな。自分からつらいことやって。

ただ、自分でどうにかしなきゃいけないってことは
わかってたんだ。漠然と。
少々荒治療だけど、まあ、やっちゃえーとか
思って。

でも、ホントしんどかった。
最後の最後の泣いてしまったのは、
たぶんある意味、雫ちゃんとおんなじ気持だったんだろうな。

周りの人に支えられて、迷惑かけて、
ホントに恐くて恐くて、何度もだめだと思って、
弱音をはいてる余裕なんてなかった。

終わったとき、ああ、泣いてもいいんだ・・
って思って、安心感があったんだと思う。
だれも責めるつもりじゃなかったんだ。

旅行は一人の孤独っていうのがあった。
いろんなことを思ったりしたけど、
いっつも私の背後には孤独っていう恐怖があった。

ワタシはそれを拭い切れなくて
何度も引きずり込まれそうになった。

わたしはそれを振りきろうとして
必死だった。


旅行から帰ってきて、実はそのことをすっかり忘れてたんだ。
会う人にすごいね、とかいわれても、
そーかなー・・?とか思って

かと思えば、「すごいね」って言われたことで、
そっか、すごいのかな、やっぱ。
そういえば、旅行前の自分から考えれば
すごいことだよな、とか思って

旅そのものの
リアリティがない感じだった。

でも、映画を見て、ワタシはバカみたいに泣いて
自分を誉めてあげた。

そっかー、ワタシ頑張ってたんだ。
いっちょ前に恐かったんだな、
恐くても頑張ったんだな、エライエライ

そうやって、何度も何度も涙が溢れ出してくる度に
何度も何度も誉めてあげた。

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